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Channel: ラメルの部屋~音盤我楽多骨董室~
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6 BOK,MUIR & TRICKETT/THE FIRST FIFTEEN YEARS VOLUME 1 92(FOLK LEGACY)CD1003


7 BOK,MUIR & TRICKETT/THE FIRST FIFTEEN YEARS VOLUME 2 92(FOLK LEGACY)CD1004
米、フォーク、SSW、コラボアルバムコンピ集二編。
韓国系米人ゴードン ボクは65年にアルバムデビューし多数のアルバムをリリースするベテラン、初期のアナログを5、6枚所持している程度で、本作はボクにアン メイヨ ミューア女史にエド トリケットとそれぞれがSSWとして活動する三人のコラボで75年に第一作がリリースされ、以来10枚近いアルバムをリリース、本作は90年代以前の音源を2枚のCDに編集したもの。
ボクの低音ダウナーヴォーカルにアン女史の清らかなヴォーカルで、ボクの自作、トラッドカバー、豪のエリック ボーグル、アーチー フイッシャー、ドン クーパー、シドニー カーター、ソニー ロリンズetcの楽曲を取り上げてる。
米にはローカルベースで地道に活動を続ける魅力的なフォーク系アーティストが多数存在する。




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8 LEONARD COHEN/LIVE AT THE ISLE OF WIGHT 1970 09(COLUMBIA)88697 57067 2 DVD付 ペーパースリーブ
加、フォーク、SSW、ライブ音源。
ウッドストック、モンタレー、フィルモアイーストと並ぶ大ロックフェスワイト島、延べ60万人の聴衆が集ったというロック一大エポックメイキング、70年8月31日夜間に行われたレナード コーエンのステージングをパック、詩人、作家として名声を得ていたコーエンがSSWとして68年に鮮烈なデビューを飾ったコーエンの初期のライブ音源が楽しめる貴重品。今やエンターティナーとして多数のライブ盤をものとするコーエンであるが、まだ高い声質で時には感情露に叫ぶ初期コーエンのライブパフォーマンスも良い、齢30代半ばの若々しいコーエンのまだぎこちない姿が拝めるDVDは感動もの、プロデューサーのボブ ジョンストン、クリス クリストファーソン、ジュディ コリンズ、ジョーン バエズの回想インタビューの挿入有りだが、短めなのでそんなに気にはならない。コーエンファンは必聴、必見!




9 NEIL YOUNG/GREATEST HITS 04(REPRISE)48924 2 DVD付
米、加、ロック、ベストコンピ盤全16曲。
ベスト盤としては「ディケイド」以来との事で、リリースアルバムに比してベスト盤の類いが少ないニール ヤング、35年のキャリアの総括としてはヴォリューム不足、とはいえ代表曲、名曲を収録した本作は入門編として最適。本盤の目玉は附属のDVD、ビデオクリップは最後の2曲だけで、他はDVDオーディオ仕様で音質が素晴らしく良い、普通にTVに繋いだTVスピーカーからの出力だが、それでも音質の良さは感じられるので、オーディオ装置に繋げばかなりの高音質が期待出来る。しかもレコード、CD(一曲のみ)が回ってる映像付きという憎い演出?付き。




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10 CHEIRO DE VIDA (FINANCIAMENTO)BP030
ブラジル、プログレ、フュージョン、オリジナルリリースは84年ファースト作。
ツインリードにキーボード、5人編成のインストグループ、高度なテクニックでぐいぐい押してくるフュージョン風サウンドが凄い、カンタベリー的な味わいとラーガ的展開も聴ける。








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11 WEDDING PRESENT/SEARCH FOR PARADISE:SINGLES2004-5 06(MANIFESTO)MFO43902 DVD付


12 WEDDING PRESENT/YE YE THE BEST OF THE RCA YEARS 07(SONY BMG)8 8697211822

英、NW、ギタポ、04-05シングルコンピに89-92ベストコンピを連聴き。
硬骨漢デビッド ゲッジ率いるウェディングプレゼント、ガシャガシャカッティングギターとゲッジの武骨なヴォーカルが魅力、85年にデビュー96年に解散、ゲッジはシネラマを始動、04年に再結成し現在も地道に活動。再結成後のシングル集とアルバム「ビザーロ」「シーモンスターズ」という傑作を産んだバンド絶頂期のRCA時代のベスト、新旧のWPを聴いたのだが、さすがに円やかでポップになった印象は受けるも、附属DVDのプロモクリックでのゲッジのミュージシャンらしからぬ風貌は昔と変わりなし、好感持てる!




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13 KRZAK/PACZKA PLUS 99(SCENA FM)7243 5 20068 2
ポーランド、ジャズロック、オリジナルリリースは81年セカンド?作にボートラ3曲付。
ポーランドを代表するアーティストニーメンのバックバンドを母体に70年代初めに結成、当初はKRZAKブルースロックバンドと名乗りヘビーなブルースロックを演奏してたみたいだ。本作ではヴァイオリン、ギター、キーボードのアンサンブルがスリリングなインストジャズ、フュージョン、クロスオーバーサウンドを展開、所々東欧的情緒も感じられる。




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14 CHRISTMAS JUG BAND/MISTLETOE JAM 91(RELIX)RRCD2036
米、ジャグ、ロック、ファースト作。
シャーラタンズ、ダン ヒックス&ホットリックスの伊達男ダン ヒックスを中心とする企画ものグループクリスマスジャグバンド、その名の如き、クリスマスナンバーをジャグスタイルで演奏、エッグスオーバーイージーのオースティン デロンもメンバー、クリスマスの時期に活動、ライブを行ってきたという催事的グループ、今までに4枚のアルバムをリリース。軽妙なジャグサウンドは乾いた空気を運んでくれ、猛暑に聴くクリスマスナンバーも違和感無い。




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15 BEACON STREET UNION/THE EYES OF THE BEACON STREET UNION & THE CLOWN DIED IN MARVIN GARDENS (HEAD)3497
米、サイケ、オリジナルリリースは67年ファースト作と68年セカンド最終作の2イン1仕様盤。
カメレオンチャーチ、アルティメイトスピナッチ等ユニークなバンドを擁したボスタウンサウンドの重要グループビーコンストリートユニオン!西海岸シスコサウンドに対抗してボストンを拠点にプロデューサーアラン ローバーを中心にMGMレコードの手により仕掛けられたムーブメント?ボスタウンサウンド、レーベルの詰め込み過ぎ的、行き過ぎたサウンドが特徴、かなりやりたい放題の自棄っぱちなサイケ感が最高、ジョン リンカーン ライトの気だるいヴォーカルが好み!
本作のジャケは一見分かりにくいがファーストジャケにセカンドのピエロをコラージュしたもの、ジャケ、サウンドもセカンドの方が良い!
掲載ジャケはセカンドのもの。




今週はレコ屋行かず!





WEEKLY LISTENING LIBRARY239 2015.0725-0731

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1 ECHO AND THE BUNNYMEN/KILLING MOON THE BEST OF 07(MUSIC CLUB)MCDLX075 2CD スリップケース付
英、NW、ネオサイケ、79-87ベストコンピ2枚組全36曲。
再結成し現在も活動するNWシーンを代表するグループエコバニ、キュアー、U2と並びNW御三家として我が国でも大人気であった。
年代順に沿った選曲に最後にライブ音源とグループ第一期の歴史を振り返るには持ってこいの好企画盤、廉価レーベルミュージッククラブ良い仕事してる。




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2 ROCK WORKSHOP/ROCK WORKSHOP 02(ANGEL AIR)SJPCD132
英、ジャズ、ブラスロック、オリジナルリリースは70年ファースト作にボートラ6曲付。
ジャズギタリストレイ ラッセルがロックフィールドへと活動の幅を広げたグループロックワークショップ、ハリー ベケット、ボブ ダウンズの名手を含む5人のホーンセクションを含む大所帯バンドでヴォーカルには御大アレックス ハーヴェイを迎えてる。ハーヴェイのダミ声ヴォーカルにスリリングなラッセルのジャージーなギターインプロ、太いホーンセクションが熱いジャズロック、70年代初頭の英ロックシーン熱きセッションの模様が伝わってくる好盤。
この後、二枚組のセカンドアルバムをリリースし、ラッセルは本グループのアラン グリード、アラン ラシュトンとランニングマンを結成、ネオンレーベルの最終作となるアルバムをリリース、その後マウス、ショパン等のグループへ参加、ソロアルバムもリリースし、ロック、ジャズフィールドで活躍。




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3 SHAHRAM 13(PHARAWAY SOUNDS)PHS011CD
イラン、ポップス、サイケ、ベストコンピ盤全12曲。
イランを代表する大物シンガーシャフラム、60年代に伝説のビート、ガレージバンドレベルスを率いたイランロックのパイオニア的存在、70年代にはソロに転向し現在も活動するイランコミュニティ現役大物歌手。
中近東の蒸せかえる様な空気が漂ってくる濃厚な世界、しなやかにうねるリズム隊、熱いホーンセクション、躍動するパーカッション、野太いコーラス、欧米ロックとペルシャン民謡の折衷サウンドの中、シャフラムのエキゾチックなヴォーカルが漂うトランスワールドな世界。




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4 GRAY/SHADES OF... 10(PLUSH SAFE)PSR001CD ペーパースリーブ
米、ポストパンク、79年発掘音源。
死後、益々評価が高まるストリートアートの鬼才、ジャン ミシェル バスキアが在籍していた伝説のグループグレイの貴重な発掘音源、バスキアの他にマイケル ホルマン、ニコラス ティラーというヒップホップ、DJ界の重要人物も在籍との事だが、この辺疎いので全く知らない、更に一時期ヴィンセント ギャロも在籍していたというから物凄いグループ!
本盤はホルマン、ティラーが残された音源、パフォーマンスを解体、再構築し甦らせた音源集、ノーウェーブ派に通じるフリーキーな実験精神、ダブ、カットアップ、ヒップホップ、ストリート感覚溢れるアングラな雰囲気渦巻く怪作。




5 V.A/THE RULING CLASS THE VERY BEST OF EL RECORDS (CHERRY RED)ACME27CD 2CD
英、NW、ネオアコ、ギタポ、レーベルコンピ集全24曲。マイク オールウェイとアラン マッギーのインタビューCD付。
色々リリースされてるエルのコンピ集、モノクロームセット、キングオブルクセンブルグ、ルイ フィリップ、マーディンヒル、モーマス、ウッドビーグッズ、バッドドリームファンシードレス、アンソニー アドバーズといったお馴染みの面子に、元レモンキトゥンズのカール ブレイクが率いたショックヘイテッドピータースに、元サブウェイセクトのヴィック ゴダード収録が嬉しい。ショックヘイテッドピータースはエルの中では完全に浮いちゃってるからね?!






パート2

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6 JOHN MARTYN/AIN'T NO SAINT 08(ISLAND)530 798 7 4CD
英、フォーク、SSW、40周年記念コンピ盤4枚組全61曲。
アイランドレーベル契約第一号白人アーティストジョン マーティンの40年に亘る軌跡をパックしたBOX仕様盤、ディスク1、2がスタジオトラック集で12曲の未発表音源収録、ディスク3、4は未発表BBCライブ音源集と大量の初出音源含むマーティンファンには見逃せ無い御宝箱。
67年のアルバムデビューから、長きに亘り英フォーク界の第一線で活動し続けてきた至宝的存在、残念ながら09年に亡くなってしまった。死後続々とリリースされるライブ音源、ベスト盤、アーカイブ音源の数々に人気の程が伺われる。
初期のフォーク、SSWスタイルからジャズ、エレクトロニクスを導入した独自のスタイルまで一貫して自己の音楽を追求した孤高の存在であった。




7 ビリー ジョエル/コールドスプリングハーバー~ピアノの詩人~ 99(ソニー)SRCS9443
米、SSW、オリジナルリリースは71年ファースト作。
今や大スタービリー ジョエルの不遇時代は長く、68年にハッスルズでアルバムデビュー、同グループのジョン スモールと組んだ変態デュオアッテイラで70年アルバムリリースするも、全く売れずグループ活動に見切りをつけソロデビューしたのが本作、だが成功には結び付かず、CBSに移籍しての仕切り直し「ピアノマン」リリース、タイトル曲がヒットするも、その後が続かす低迷、そして77年5作目の「ストレンジャー」が大ヒット、一躍スターダムへと登りつめた一大出世作を生み、以降大スターとして今日に至る。そんなビリーが消し去りたい過去として挙げてるのが本作、パラマウントレーベル、ファミリープロダクション、アーティ リッププロデュースという事で、ソフロ調の甘いサウンドプロダクション、ビリーのヴォーカルはピッチが上げられ、甲高い甘酸っぱい仕上がりへと勝手に手を加え、ビリーの怒りを買う事となる。というわけでビリーにとっては不本意な作品であるが、ビアノ弾き語りSSW作として良質の一枚!




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8 AFFINITY/IF YOU LIVE (AKARMA)AK215 ペーパースリーブ
英、プログレ、ジャズロック、68-70未発表音源集全8曲。
アフィニテイの未発表音源集も色々リリースされてるが、何れもキーフのオリジナルジャケをモチーフとしたヴァリエーションものだが、本作はアカルマ独自のジャケで白鳥を主役としたもので、まずまずの出来。
ローラ ニーロ、リンディスファーンのカバーシングル曲にモーズ アリソン、ビートルズ「アイアムザウォーラス」、スティービー ワンダー、キャロル キングのカバー含む未発表音源集で、セカンドアルバム用のデモ、ラジオ用音源、セッションから構成、7分以上のセカンドアルバム用のオリジナル曲が素晴らしく、完成に至らなかったのが残念、音質も申し分無しのアナザーアフィニテイ-!




9 LOU REED/CONEY ISLAND BABY 06(RCA)82876 78251 2
米、ロック、オリジナルリリースは75年8作目にボートラ6曲付。
前作「メタルマシーンミュージック」が酷評され、同年にリリースされたスタジオアルバム、レーベル主導で売らんが為のコマーシャルな仕上がりの「サリーキャントダンス」に不服であったルーは、プロデュースを自身とゴドフリー ダイアモンドで手掛け、ルーの私的要素の強いシンプルでリラックスしたムード漂う名作を作り上げる。ミック ロックによるジャケ写も大好きな一枚で、何といっても標題曲「コニーアイランドベイビー」はマイフェイバリットルーリードナンバーベスト10に入る大名曲、学生時代のフットボールコーチへの複雑な思慕を歌った、全てはこの感動的な一曲の為の序章といってもよいほどだが、VU時代を思わせる邪悪的なモノローグで綴られる背徳的で退廃的な「キックス」といった重要曲も有り、レイチェルとの蜜月時代のルーのホモセクシャルな資質が色濃く現れた一枚、名作!




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10 TODD DILLINGHAM/WILDE CANTEBURY DREAM 92(VOICEPRINT)VP109CD
英、カンタベリー、サイケポップス、ファースト作。
カンタベリーシーンにベビスフロンド、クリサンテマス、R スティービー ムーアとも関係するトッド デリンガム、キャラバンのリチャード シンクレア、ナショナルヘルスのジミー ヘスティングス、キャメル、ベビスフロンドのアンディ ワードが参加、まずサイケファンには見逃せ無いスリーブで、ジャケ通りのストレンジでドリーミーなポップサイケサウンドを奏でてる。英国らしいユーモア感覚が堪らない!ビートルズ、トッド ラングレン、ケビン エイヤーズ、シド バレット、マイク ネスミス、R シンクレアにインスパイアーされたとスリーブに記されてる。





パート3

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11 JESUS AND MARY CHAIN/THE POWER OF NEGATIVE THINKING 08(RHINO)R2 202684 4CDBOX
英、NW、ギタポ、シングルB面曲、デモ、オルタナヴァージョン、アウトテイク等、未発表音源含むレア音源集4枚組全81曲。
もうもうと立ち込めるスモークの中、轟音フィードバックノイズにポップなメロディー、根暗ヴォーカル、ジザメリの登場はセンセーションを巻き起こした。ジム、ウィリアムのリード兄弟を中心に84年結成、オリジナルメンバーにはプライマルスクリームのボビー ギレスピーも名を連ねていた。85年英NW最重要作ファースト「サイコキャンデイ」、ノイズが消えた87年セカンド「ダークランズ」、音楽スタイルの変化と激しいメンバーチェンジを経ながら98年通算8作目の「マンキ」を最後に解散。キンクスからの英国の伝統か?兄弟の不仲は相当らしい。
07年に再結成、08年本作リリース、サマソニで来日したとの事だが、その後どうなったんだろう?




12 SMALL FACES 12(DECCA)276 528 0 2CD デジパック
英、ビート、モッズ、オリジナルリリースは66年ファースト作の二枚組デラックスエディション盤、一枚目はオリジナルモノLPにボートラ4曲付、二枚目はオルタナヴァージョン、ミックス全14曲。
各種リリースされてるスモールフェイセズファースト音源の決定盤。生粋のモッズ野郎による最高のモッズアルバム、モッズファッションに身を包んだキュートなルックスとは裏腹のソリッドなビート、グルービーなオルガン、パワフルなヴォーカル、高い完成度を誇るデビューアルバム!




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13 LADY LAKE/UNEARTHED 06(MUSEA)FGBG4689 AR
蘭、プログレ、シンフォ、79-81年録音お蔵入りセカンドにボートラ2曲付。
ニドロローグの名作セカンドアルバムより名付けられたレディレイク、キャメルタイプのインスト叙情派シンフォグループ、流麗なキーボード、ギターにメリハリの効いたリズム隊が一気に突き進む壮快なプログレだが、全編インストでやや冗長に感じる。




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14 セバスチャンハーディー/ライヴインLA 99(マーキー)MICY1110
豪、プログレ、シンフォ、94.11.06のライブ音源に日本盤のみボートラ1曲付。
93年スタートの米プログフェストの第二回大会に18年振りにオリジナルメンバーにより再結成し出演したセバスチャンハーディー、その模様を収めたライブ盤。75年リリースのファースト「哀愁の南十字星」は我が国でも高い評価を受け、翌年にはセカンド「風の唄」をリリースするも解散、ギタリストのマリオ ミーロはリズム隊をチェンジしウィンドチェイスを結成、77年「夢幻神殿」をリリースするも解散、ミーロは79年ファーストソロ「エピックスリー」リリース、この辺までは国内盤アナログがリリースされていたが、以降のニュースはあまり伝わってこなかった。
復活セバスチャンハーディーのパフォーマンスはミーロの透明感溢れる流麗なギターを中心に「哀愁の南十字星」の世界がライブで甦る感動的な世界!



15 PEOPLES TEMPLE/JONESTOWN 00(DRESSED TO KILL)METRO484 2CD
米、カルト宗教、ジム ジョーンズ教祖率いた人民寺院は南米ガイアナのジョーンズタウンで、78年11月18日集団自殺、その数914名、カルト宗教最大の悲劇として語られるこの日の模様はカセットに録音され、何種かCD化されてる。本作は教祖ジョーンズの説教のバックに若干の音楽、ノイズが加えられたもの、二枚目は集団自殺直前のジョーンズによるアジテートと思われる。
カルトにしろ、普通?の宗教団体にしろ、宗教とは一体何なのかと思わせる、有史以来絶えない紛争の根幹にあるのは宗教問題が大きい。





今週は31枚ゲット!





WEEKLY LISTENING LIBRARY240 2015.0801-0807

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1 KATE BUSH/LIVE ON STAGE BEFORE THE DOWN-THE EVENTIM APPOLLO 11ST NIGHT JM223 ブート 3CDR
英、ロック、ライブ音源、2014年9月12日ロンドンハマースミスイヴンティムアポロでの公演を収録。
何と35年振りのステージという事で大いに話題となったケイト ブッシュのライブ公演、天才少女としてロック界に降臨して40年余り、永遠のイコンとしての神通力は未だ失われてない、さすがに高音は出なくなったが、シアトリカルで神秘的なステージの様子は伝わってくる。
「ドリーミング」までのケイトは最高だった、、、




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2 STEVE LINNEGAR'S SNAKESHED/CLASSIC EPICS 14(GUERSZEN)GUESSCD053

南ア、サイケ、オリジナルリリースは82年自主制作ファースト作。
60年代から活動する南アフリカアングラシーン伝説のミュージシャンスティーブ リネガーが70年代に結成したスネークシェッド、商業主義を嫌い、自主制作にてリリースしたアルバム、東洋思想、道教に傾倒し、武道、マーシャルアーツの使い手でもあったリネガー、ジャケスリーブ、ライナーブックレットのあちこちにその影響は散見出来る。というわけで音の方は強面のヘビーサイケを想像するが、さにあらず、タオイズム溢れる瞑想的な世界観と、武道精神に充ちた男気な世界観が折衷した、メロウでプログレッシヴな絶品サイケ!



3 PSYCHIK ATTERS/MYSTIC MINUTES 95(TWINK)TWKCD4
英、サイケ、何作目かは不明。トゥインクのレーベルからのリリース。
ゴング、ホークウィンドを経たダニー スピークマンが結成。下手くそなヘロヘロヴォーカルのオープニングは心許ないが、その後持ち直し、気合いの入ったミニマルサイケを展開、トリップ出来そうだが、好みでは無い。




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4 RUFUS ZAPHALL/WEISS DER TEUFEL... 04(LONG HAIR)LHC00029
独、サイケ、ジャズロック、オリジナルリリースは71年自主制作ファースト作にボートラ6曲付。
セカンドは以前紹介済み、漸くファーストを入手出来た。アナログ盤でリイシューされた時はデフジャケだったのでオリジナルジャケでの嬉しいCD化。フルート、パーカッション担当のクラウス グールデンをフロントマンとする4人組、フルートを全編にフューチャーしたサウンドは独のジェスロタルの異名を持つ、フルート好きの方は是非一聴を!圧巻は17分以上に及ぶタイトル曲、ブルージーなジャズロックを基調にクラシカルなフルートの導入から、前時代的なドラムソロも聴かせるドタバタリズム隊、ガーシュウインの「サマータイム」を織り込み、唾ペッペも聴かせるフルートが終止リードを採りメロウにフリーキーに展開するクラウトロックらしい混沌としたサウンドが堪らない。ボートラは72年6月17日のライブ音源はカバー主体のヘビーなロックンロールでカッコイイ!




5 ココロジー/アドヴェンチャーズオブゴーストホースアンドスティルボーン 07(P-VINE)PCD23896
米、フリーフォーク、サード作。
ビアンカ、シェラのキャサデイ姉妹のユニットココロジー、身の回りにある様々な日用品から生じるサウンドをコラージュした不思議な音世界だが違和感は無い。寓話的な詩世界にしっとりしたシェラのヴォーカル、コケテイッシュなビアンカのヴォーカルも魅力的。






パート2

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6 KERGUIDUFF/CHANTE TRISTAN CORBIERE 76(VELIA)2230027 LP
仏、フォーク、セカンド作、仏オリジナル盤。
29歳で夭逝した19世紀の詩人トリスタン コルビエールの詩に曲を付け弾き語ったセルジュ ケルギュダフ?のアルバム、横顔髭面のジャケに惹かれて入手、訥々としたヴォーカルで淡々と饒舌に歌われるコルビエールの詩世界、ヴェルレーヌが呪われた詩人として再評価し、アンドレ ブルトンにシュールレアリズムの先駆者として評されたコルビエールに興味を抱く。




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7 OUTER LIMITS JEFF CHRISTIE 08(ANGEL AIR)SJPCD259 2CD
英、ビート、ソフロ、コンピ盤、「イエローリバー」のヒットで知られるクリスティーのフロントマンジェフ クリスティーが、クリスティー以前に結成していたグループアウターリミッツ、66-68年に残された音源22曲に、クリスティー解散後のソロ活動78-81年に残された音源21曲の二枚組。
70年にリリースされた「イエローリバー」は我が国でもヒットしたお馴染みのナンバー、今でも国内シングル盤はよく見掛ける、いわゆる一発屋グループで最終作となったセカンドアルバムは本国イギリスで発売されなかった。
「イエローリバー」の一度耳にしたらこびりつく親しみやすいポップなメロディー、クリスティーのコンポーズ能力は素晴らしく本盤の全曲を手掛けてる。メロディーメイカーとしての非凡な才能が随所に伺われる。




9 WILIAM SHATNER/HAS BEEN 04(SHOUTFACTORY)Dk30349
米、俳優、セカンド作。
スタートレックシリーズのカーク船長役で知られるウィリアム シャトナーの35年振りとなるアルバム、同シリーズのミスタースポック役のレナード ニモイも60ー70年代に何枚かアルバムをリリースしてる、以前コンピ盤CDを紹介済み。
シャトナー復活アルバムを仕切ったのはベン フォールズ、プロデュースにコンポーズ、ヴォーカル、演奏と大活躍、ゲストヴォーカルにジョー ジャクソン、エイミー マン、ヘンリー ロリンズ、ブラッド ペイズリーが参加と何気に豪華、シャトナーもナレーション、役者らしい表情豊かなヴォーカルで応戦。
ファーストのアナログがどっかにあるんだけど、探せないな~




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10 ROYAL TEENS/SHORT SHORTS AND MORE GOLDEN CLASSICS (COLLECTABLES)COLCD5094
米、ガレージ、R&B、ロックンロール、57ー59コンピ盤全12曲。
タモリ倶楽部のテーマ曲としてお馴染みの「ショートショーツ」、10代の若きグループロイヤルティーンズによるヒット曲、作曲を手掛けた中心メンバーボブ ゴーディオはまだ15歳というから驚く、グループ後期59年には15歳のアル クーパーが参加した事でも知られてる重要グループ、「ショートショーツ」以降も何枚かシングルリリースするもヒットせず、結局アルバムリリースに至らず解散。ゴーディオはフォーシーズンズに参加、数々の名曲を生み、その後、プロデューサーとして大成!





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11 BARRY GOLDBERG/IT'S ALL MY VAULT 11 (IT'ABOUT MUSIC)IAM0235 CDR
米、スワンプ、未発表音源集。
ボブ ディランのバック、エレクトリックフラッグのメンバーとしても知られる名キーボディストバリー ゴールドバーグの蔵出し、未発表集、バリー、ギターのジャック シャルマン、ドラムのゲーリー マリバーを主軸としたインストスタイルにミック ティラー、カーラ オルスン、ブロンディーのハウィ エプスタインが参加したトラック、ソウルフルな女性シンガーメラニー ヘロルドにテリー リードがヴォーカルを取るライブトラックと充実の内容。
豪放なブルース、スワンプフィーリングとSSW的繊細な感受性を持つゴールドバーグの世界は興味深い。




12 アンヌ ワッツ/ボイスター 98(MSI)90118
米、SSW、ヴォーカル、ファースト作。
30代半ばでのデビュー作という事で浮わついた様子の全く無い落ち着いた女性ヴォーカルアルバム、ヨーロッパ的な退廃感漂う音世界、2曲のカバー、ジャック ブレル「アムステルダム」、マレーネ ディートリッヒ「フォーリングインラヴアゲイン」といったナンバーが馴染むクルト ワイル的戦前のキャバレーミュージック風サウンド、ロッテ レーニャ、ダグマー クラウゼといったアーティストが思い浮かぶ。




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13 CAETANO E GIL/TROPICALIA 2 93(WEA)4509 93984 2
ブラジル、ボサノバ、コラボ第二段。
トロピカリズモを宣言した68年の重要アルバム「トロピカリア」の25年振りの続編、カエターノ ヴェローゾ、ジルベルト ジル、二人の巨匠によるブラジル音楽、ロック、ヒップホップをミクスチャーした斬新なサウンド、ロックファンにはジミヘン「ウェイトアンティルトウモロー」のカバーが嬉しい。




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14 O.S.T/JEAN MICHEL BASQUIAT DOWNTOWN 81 01(VIRGIN)724381016329
米、ノーウェーブ、00年公開映画サントラ盤。
88年27歳で夭逝したストリートアートの奇才ジャン ミシェル バスキアがまだ無名時代の81年に主演したフイルム、長らく行方不明となってたが99年に発見された幻の作品。
81年当時、NYダウンタウンのざわめきが伝わってくるサントラ、バスキアが在籍していたグレイ、タキシードムーン、リキッドリキッド、DNA、ジェイムス ホワイト&ザブラックス、リディアランチ、ラウンジリザーズ、キッド クレオール&ザココナッツにコーティ ムンデイ、スーサイド、クリス スタイン、プラスチックス、ウォルター スティデイングetc刺激的な音源が詰まってる。




15 PETER NOONE & HERMAN'S HERMITS/GREATEST IN CONCERT
英、ビート、ポップス、ライブ音源。
オランダ?の廉価盤レーベルデスキー関連の詳細不明のライブ音源。リードヴォーカルピーター ヌーンのアイドル的人気で米国でも人気の高かったグループ。もちろん「ミセスブラウンのお嬢さん」「ヘンリー8世君」の大ヒットナンバー含むライブ、演奏もそこそこ、音質も良好。





今週はレコ屋行かず!






WEEKLY LISTENING LIBRARY241 2015.0808-0814

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1 SWINGING BLUE JEANS/DON'T MAKE ME OVER 98(ROCK IN BEAT)RB030 CDR
英、ビート、オリジナルリリースは66年セカンド最終作にボートラ19曲付。
カナダのみでリリースされ短期間流通したのみで回収されたという幻のアルバム、大量のボートラ付きの嬉しいCD化、ドイツのロックインビートレコーズ、怪しいレーベルだがマニアックなブツをリリースしていて有り難いがCDRなのが難。ブルージーンズといえば代表曲「ヒッピーヒッビーシェイク」のイメージで荒々しいビートサウンドの印象だが、実は端正なマージービートを聴かせる実力派グループ、本作には元エスコーツのテリー シルベスターが参加、この後ホリーズに加入、ソロアルバムはSSW系ソフロ名盤として有名。そのテリーがリードヴォーカルを取るナンバーも収録されたハーモニーポップな好盤!
ボートラはシングル曲を中心に未発表曲5曲収録。




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2 LAST STRAW/ALONE ON A STONE 94(KISSHNG SPELL)KSCD9591
英、サイケ、ハード、73ー76発掘音源集。
超マニアックな音源を続々リリースするマニア御用達レーベルキッシングスペルから幻のグループラストストロウの激レア音源。恐らく78年のシングル盤しかリリースされてないグループ、ツインリードにキーボード、プログレッシヴなハードサイケサウンドを聴かせる5人組、籠った音質にアングラ臭プンプンのサウンド、のっけから10分超の大曲、下手っぴなヘロヘロヴォーカルには脱力させられるが、スペーシーなキーボード、流麗なツインリード、時にエキセントリックに畳みかける展開にはニャリとさせられる。演奏始め全体に漂うB級感がアングラファンには堪らない!




3 MOVE/THE EARLY YEARS 92(DOJO)EARLD7
英、サイケポップ、初期コンピ盤全20曲。
奇才ロイ ウッド率いたムーブのコンピ、見掛けるとつい入手してしまう、本作で何アイテム目だろうか?シングル曲を中心とした編集、ラストの1曲を除き全てロイのペンによる、ロイ ウッドの天才的ポップクリエイター振りが堪能出来る名曲の数々。そして残りの一曲がジェフ リン作のヘビーな名曲「ホワット」、堪りません。類は友を呼ぶ、そして両雄並び立たず?




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4 HIGH TIDE/PRECIOUS CARGO 89(COBRA)003
英、サイケ、ハード、70年録音蔵出し音源。
リバティからの二枚の傑作アルバムで知られるハイタイド、元ミスアンダーストウッドの変態ギタリストトニー ヒルとサードイャーバンド、ホークウィンドの変態ヴァイオリニストサイモン ハウスを中心とするグループ。本作は80年代末にリリースされた三枚の未発表音源の1つでサードアルバム用のスタジオセッション、前二作に比して大人しめ、ヒル、ハウスのバトルがチロチロ妖しい情念の炎を生み、狂気がじわじわと沁みてくる怪作!
この発掘リリースを幾にヒルはハイタイドを再結成、90年代に三枚のアルバムリリース。




5 SMALL FACES/FROM THE BEGINNING 12(DECCA)278 134 1 2CD デジパック
英、ビート、モッズ、オリジナルリリースは67年セカンド作の二枚組デラックスエディション盤。一枚目はアルバム収録モノヴァージヨンにボートラ5曲付。二枚目は別ミックス、別ヴァージヨン等レアトラック集。
アイドル路線を嫌いイミディエイトに移籍してしまった為にレーベルが勝手にリリースした作品、シングル曲を中心にアウトテイク等で構成された編集盤的内容、ファーストと重複する曲も含まれた初期のベスト盤的側面を持つアルバム、名曲「オールオアナッシング」収録。ジャケもファーストの別ショットだし、いかにもレーベル側のやっつけ仕事だが、優れた楽曲と勢いのある演奏が本作をブリティッシュビートを代表する一枚たらしめてるのは、4人の若きモッズ野郎による音楽への情熱が生んだスモールフェイセズというグループが本物という証であろう、その事はすぐにイミディエイトがらリリースされた二枚のアルバムが実証している。





パート2

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6 JEAN RITCHIE/CAROLS FOR ALL SEASONS 97(TRADITION)TCD1058
米、フォーク、トラッド、59年録音クリスマス関連盤?
英、米トラッドソングの採譜に尽力しフォークの母親と称される偉大なるアーティストジーン リッチー、本年6月に死去享年92歳の大往生。
マウンテンダルシマーの名手としても知られるリッチーが奏でるダルシマーの素朴な響きに、ハープシコードにリコーダーというシンプルな編成でクリスマスに関する伝承歌を澄んだ声で歌うピュアな作品!




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7 PAUL CLAYTON/WHALING AND SAILING SONGS FROM THE DAYS OF MOBY DICK 05(EMPIRE MUSICWORKS)545 450 765 2
米、フォーク、オリジナルリリースは56年、シーシャンテ(海や船乗りの唄)を録音したもので映画「白鯨」にインスパイアされて制作。クレイトンの訥々としたヴォーカルによる弾き語り作。67年に36歳という若さで夭逝した為、我が国ではあまり語られる事は無いが、ボブ ディランにも影響を与えた米フォーク界の重要人物。50~60年代に10数枚のアルバムリリース、前掲のジーン リッチーとの共作アルバム有り。




8 ルー リード/パーフェクト ナイト(ライヴインロンドン) 98(ワーナー)WPCR1966
米、ロック、97年録音ライブ盤。
ライブ盤としては84年「ライブインイタリー」に続く5枚目、スタジオ盤「セットザトワイライトリーリング」に続くアルバム、97年7月ロンドンのロイヤルアルバートホールでの実況録音盤。フェルナンド ソンダース、トニー スミスのリズム隊にマイケル ラスケにルーのギターがピックアップ付きのアコギというアコーステイックセットでのライブ、オープニングのVU「アイルビーユアミラー」「パーフェクトデイ」「キッズ」「ヴィシャス」に新曲を挟み「コニーアイランドベイビー」、ラストは「ダーティーブルーバード」と新旧バランスの良いラインナップ、90年代ルーを締めくくる一枚、00年幕開けに大力作「エクスタシー」を発表し最期まで、その圧倒的な存在感を示した未曾有のアーティストであった。




9 AMERICAN MUSIC CLUB/MERCURY 93(VIRGIN)CDV2708
米、オルタナ、6作目。
眉毛怪人マーク アイツェル率いたアメリカンミュージッククラブ、米オルタナ界の安心マーク、ミチェル フルームプロデュース、チャド ブレイクエンジニアの鉄壁タッグによる磐石の一枚。包容力あるアイツェルのヴォーカルに飲みこまれ、静かに溶けるのを待てば良い?




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10 RODA BONOR 09(MNW)MNWCDJ 74 ペーパースリーブ
スウェーデン、フォーク、ロック、オリジナルリリースは76年ファースト作にボートラ4曲付。
ユニークなアーティスト擁するスウェーデンのMNWレーベル産の女性グループロダボナー、何と9人編成というからかしましい、女性ならではのあっけらかんとした開放感が何とも楽しい、伝説のシャッグスやスリッツ、レインコーツといったグループが浮かぶ。全員がヴォーカル、コーラスを担当し、ギター、ピアノ、シンセ、フルート、トランペット、マンドリン、アコーディオンetcがガシャガシャ素っ頓狂に鳴り響き、楽しげなヴォーカル、コーラスが微笑ましい、音楽する歓びが伝わってくる好盤!






パート3

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11 CANOVAS,RODRIGO,ADOLFO Y GUZMAN 95(DIEUSION)8 32774 2
スペイン、フォーク、ロック、オリジナルリリースは74年ファースト作。
スペインのCSN&Yの異名を持つ、モーデュルス、ソレーラのメンバーから成る実力派によるスーパーグループ。4人各自の味わい深いヴォーカルにコーラス、ハーモニーが清々しい空気を運んでくれる。南欧らしい陽気な躍動感溢れる一枚!




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12 K.S.CHITHRA WITH ILAIYARAAJA 11(FINDERS KEEPERS)FKR051CD
インド、ヴォーカル、映画音楽、コンピ盤全17曲。
インドといえば映画大国、ハリウッドならぬボリウッドというボンベイを中心とした映画産業シーンに、更にコダムパッカを中心とするコリウッドというシーンも存在し、本作はそのコリウッドの代表的作曲家イライヤラージャ、千本近い映画スコアを手掛けてるマエストロである。本作はイライヤラージャがリトルナイチンゲールの愛称で親しまれてるK.S.チットラと組んで録音した音源のコンピ。幅広い音域の千変万化の美しいチットラのヴォーカルに絡むディスコビート!本作は86ー91年の楽曲からコンパイル、インド歌謡とデジタルビートの折衷が産み出すグルーブが面白い、インドカレーが喰いたくなる一枚!




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13 I SALIS/SA VIDA ITA EST (OFF)2861 2
伊、プログレ、サイケ、オリジナルリリースは71年ファースト作にボートラ2曲付。
サリス兄弟を中心とするグループ、ジャケの印象からは叙情派プログレシンフォぽいが、ハードに迫り来るサイケ、アートロック風味の強い70年代初頭の混沌とした雰囲気、ファズギター、オルガンが唸り、掠れ声の味わい深いヴォーカルが熱く歌い上げるイタリアンロックの情熱が伝わってくる好盤!




14 T.V.SMITH/SPARKLE IN THE MUD UNRELEASED SONGS AND DEMOS VOLUME ONE:1979-1983 10(BOSSTUNEAGE)BTRCRS043
英、パンク、パワポ、未発表音源集全21曲にボートラフリーダウンロード2曲付。
アドヴァーツといえば女傑ベーシストゲイ アドヴァートの印象が強く、フロントマンTVスミスは影が薄い、リードヴォーカル、ソングライテイングを手掛けるグループの核でアドヴァーツ解散後は、グレートエクスプローラーズ、ソロで現在も活動し本国では絶大なる人気を誇る。本作は弾き語りを中心としたデモトラックで、ニッキー サドンのジャコバイツ風フォークロックサウンドが素晴らしい!




15 HALF JAPANESE/BOO! LIVE IN EUROPE 1992 (T.E.C. TONES)94602
米、オルタナ、ロウファイ、ライブ音源。
奇人ジェド フィア率いたハーフ ジャパニーズのライブ盤、オランダ、スイス、ドイツでの公演4ソースを収録、ガシャガシャギターにふにゃふにゃヴォーカル、ロウファイここに際まれり!痛快!





今週は17枚ゲット!





WEEKLY LISTENING LIBRARY242 2015.0815-0821

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1 BOB HUGHES/THE KIDS ARE OK! 11(BIG PINK)164 ペーパースリーブ
英、SSW、オリジナルリリースは78年セカンド作。
子供と一緒のジャケからアットホームでいかにも人の良さげな容貌通りの優しく暖かみ溢れるSSWアルバム。リズム隊にキーボードを加えたフォークロックスタイルで、英国的情緒と米国的開放感溢れる土、草の匂いが漂って来る様な風情が感じられぐっと来る、顔に合わない?やや鼻にかかった高音の美声ヴォーカルも好み!




2 ASPHALT RIBBONS/OLD HORSE 91(ETT)E101 2
英、NW、ティンダーステイックスの前身グループ6曲入りミニアルバム。
当ブログではお馴染みのティンダーステイックスの前身、アナログで入手済みだが、CDは初めて見掛けたので入手、ボートラに期待したのたが無し、アスファルトリボンズの音源はこれだけなのであろうか?
ティンダーステイックスよりギタポよりのサウンド、スティプルズのヴォーカルは変わらず暗いままなので御安心下さい!




3 MICHAEL CARPENTER/SOOP #1 01(BIG RADIO)BRR20011
豪、パワポ、カバーソング集。豪を代表するパワーポッパーマイケル カーペンターのカバーソング集第一段、トム ペテイ、ゾンビーズ、ビーチボーイズ、ビートルズ、サム クック、ボブ ディラン、モンキーズ、ブルース スプリングスティーンをカバー。




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4 FRED GARDNER/LOVE SHORTAGE 09(BIG PINK)BIG PINK16 ペーパースリーブ
米、フォーク、SSW、オリジナルリリースは79年自主制作唯一作にボートラ5曲付。
歌詞カードを配したジャケ、プロテスト色の強いフォークシンガー、ディランズチルドレンの一人フレッド ガードナー、ジャケ裏にはパティ ハースト、毛沢東の写真、そのハーストについて唄ったナンバー等、かなりメッセージ色の強い歌詞をバンジョー、ハーモニカ、アコギによる弾き語りのオープニング、サックス、ピアノをフューチャーしたモダーンなフォークロック、マンドリン、フィドルが味わい深いバラッド、伸びやかなフルート、カントリーティストにレゲエビートも導入とサウンドは意外と多彩で、一本調子の紋切り型のプロテストフォークと違うのは時代、70年末期故か?同じくパティ ハーストを題材としたサミー ウォーカーの75年ファーストとの対比が興味深い、サミーのアルバムも大好きだけど!




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5 GENESIS/GENESIS 99(RECORD RUNNER)RR0260
ウルグアイ、サイケ、オリジナルリリースは72年唯一作にボートラ8曲付。
世界中に幾つか存在したジェネシスというグループ、本作は南米ウルグアイ産のグループ、南米にはコロンビアにも同名のグループがいてややこしいとはコロンビア産ジェネシスの記事でも書いた。さてウルグアイジェネシス、実に渋いブルージーサイケでデッド風緩いサウンドにヘビーなサイケギターがはまる、スペイン語のヴォーカル以外は南米的要素はあまり感じさせないサウンドだが、ボートラの75ー76の年ナンバーは一転してラテン色強いナンバーで興味深い。






パート2

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6 PEARLS BEFORE SWINE/JEWELS WERE THE STARS 03(WATER)WATER200 4CDBOX
米、アシッドフォーク、69ー71にリリースした4枚のアルバムに48ページのブックレットを付した箱仕様盤。
69年サード「THESE THINGS TOO」、70年4作目「THE USE OF ASHES」、71年5作目「CITY OF GOLD」、71年6作目「...BEAUTIFUL LIES YOU COULD LIVE IN」を収録。
ESPレーベルからの二枚が今やアシッドフォークの古典として高く評価されてるパールズビフォアスワイン、殆どの曲を手掛ける名ソングライタートム ラップを中心とするグループ、ESPからリプリーズに移籍しての4枚はあまり語られる事は無いのだが、ESP時代より更に深みを増したサウンドが味わい深い。妻のヴォーカリストエリザベス参加で華を添えてるのも特色。三作目では元クラインシェイムスのジム フェイアスが参加、プロデュースも手掛けてる。4、5作目ではナッシュビルのセッションミュージシャン集団エリアコード615のメンバーが参加、6作目ではボブ ドロウ、スチュワート シャーフ、グラディ テイト、エイモス ギャレットが参加。ESP時代に続いてレナード コーエンナンバーを取り上げてるのが嬉しい!




7 KLIMPEREI/TOUF SEUL SUR LA PLAGE (AYAA)CDT0590
仏、アヴァンポップ、トイミュージック、何作目かは不明。
クリストフとフランソワの夫婦ユニット、玩具の楽器等を駆使して奏でられるストレンジでファニーでキュートなインストミュージック。何度も聴きたくなる類いの音楽ではなく、環境音楽に近い位置、あってもなくてもどうでもいい様な音楽だから、マニアにとっては愛おしいんだろうな。




8 STAN RIDGWAY/HOLIDAY IN DIRT 01(NEW WEST)NW6033
米、NW、オルタナ、8作目。
IRSからアルバムをリリースしてたウォールオブブードウのフロントマンスタン リッジウェイ、ソロになってから多数のアルバムをリリースしてる。ハードボイルドな映像世界を喚起させるサウンド、独特の語り口はユニーク!




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9 ブリン ハワース/レットザデイズゴーバイ 03(マスクラット)RATCD4211 紙ジャケ
英、ロック、スワンプ、オリジナルリリースは74年ファースト作。
人気フリークビートバンドフラデリースに在籍してたブリン ハワースのソロファースト作、今も現役で活躍するハワースの代表作といえるのが本作、69年フラデリースを脱退したハワースは渡米、セッションギタリストとして活動し、スライドギターの名手として評判を高めていく、本作は英国に戻りアイランドレーベルからの第一段、グリースバンドのアラン スペナー、ブルース ロウランド、グレンコーのグレアム メイトランド、フリーのラビット、この後ココモを結成するメル コリンズにテリー スタナード、ピート ウィングフィールド、フラデリース時代の盟友ゴードン ハスケルと名うてのミュージシャンが参加、ライトスワンプなイギリスのアメリカンサウンドを展開、英国のやや燻んだ青空が眼前に広がってくる!




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10 McGUINNESS FLINT/WHEN I'M DEAD AND GONE 94(CASTLE)CHC7145 2
英、ロック、スワンプ、オリジナルリリースは70年ファースト作にボートラ2曲付。
マンフレッドマンのトム マッギネス、ジョン メイオール&ブルースブレイカーズのヒュー フリントを中心に、ソロアルバムが素晴らしいデニス クールソン、そして最高のソングライティングコンビギャラガー&ライル、この後ロニーレイン&スリムチャンス参加後、デュオグループとして数々の名作を送り出す二人が在籍と、強力な面子!葬儀ジャケから当時の邦題は「死」、何ともなタイトルで、白黒の葬儀ジャケから暗い陰鬱な内容を想起させるが、前掲に続き、これもイギリスのアメリカンサウンド、殆どのソングライティングを手掛けるギャラガー&ライルのメロディメイカー振りが発揮された、軽妙なポップセンスが映えるサウンド、ビートルズとバンドの融合とも称される魅惑的な音が詰まってる。プロデュースはこの手の音の巨匠グリン ジョーンズ!
翌71年セカンドアルバム発表後、ギャラガー&ライルは脱退、デュオグループとして始動、72年アルバムリリース、74年にはロニーレイン&スリムチェンスに参加、大傑作「エニモアフォーエニモア」リリース!





パート3

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11 ASHRA/SUNRAIN 96(VIRGIN)CDOVD463
独、プログレ、77ー80ベストコンピ盤全13曲。
クラウトロックを代表するアシュラテンペルがヴァージンレーベルへ移籍し、アシュラと短縮、マニュエル ゲッチングのソロプロジェクトとして始動、エレクトロ色の強い元祖トランスミュージックといえるサウンドを指向、ゲッチングの荒涼とした心情風景を具現化した様なサウンドが興味深い。




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12  BRETT MARVIN & THE THUNDERBOLTS/ALIAS TERRY DACTYL & THE DINOSAURS 98(SEE FOR MILES)C5CD671
英、パブ、ジャグ、オリジナルリリースは72年4作目にボートラ2曲付。
本グループを知る切っ掛けとなったのが、ステイッフレーベルの洒落男ジョナ ルウイが在籍していたという事、他にブルーグースからアルバムリリースするグラハム ハインも在籍。本作はタイトルでもあるテリーダクテイル&ザダイナソーズ名義で、ジョナサン キングのUKレーベルからリリースしたシングル「シーサイドシャッフル」がヒットしたのを受けて、ソネットレーベルからリリースされたアルバム、ジャケにちゃんとインクルーズモンスターヒット、シーサイドシャッフルと明記してある。英では大ヒット?したみたいで74年にはソネットから76年UKから再度リリースされてる。ワイワイ楽しいカズーの響き、ガシャガシャウオッシュボード、ホンキートンクピアノ、ご機嫌なジャグサウンドが痛快!ジョナ ルウイファン必聴!




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13 STRAWBS/GHOSTS 98(A&M)540 937-2
英、フォーク、プログレ、オリジナルリリースは74年8作目にボートラ1曲付。
ディブ カズンズ率いたストローブス、初期のフォークスタイルからロック、プログレ色を強めた黄金期の一枚、元ナッシュビルティーンズ、ルネッサンスのジョン ホウクンの各種キーボード、ピアノ、オルガン、ハープシコード、メロトロン、シンセによる多彩な色付のプログレシッブなサウンドに、アメリカンロックフィーリングが融合したモダーンな一枚、ややアメリカナイズし過ぎた感有り、カリプソ風ナンバーなどはそぐわない。この後、ホウクンは脱退イリュージョン結成!




14 SAL SOLO/HEART & SOUL 06(CHERRY RED)CDMRED311
英、NW、オリジナルリリースは85年唯一作にボートラ5曲付。
ニューロマとゴスの狭間に位置したクラシックスヌーボーのスキンヘッズのヴォーカリストサル ソロ、グループ解散後にリリースしたアルバム。でしゃばりすぎの女性コーラス隊、やたらとダンサンブルなエレクトロニクス、糞面白くもないサル並みのソロ。




15 ヤードバーズ/リトルゲームス・セッションズアンドモア 92(東芝EMI)TOCP7511ー12 2CD

英、ビート、オリジナルリリースは67年米盤のみの最終作の二枚組拡大盤。
三大ギタリストを輩出したグループとして有名なヤードバーズ、この頃のグループ、ビートルズ、ストーンズはじめ英米でのリリース形態は複雑で、ヤードバーズの場合本国英ではEMIから二枚のアルバム、米国では回収されたライブ盤を含め六枚のアルバムがリリースされてる、シングルに至っては更に複雑でマニアの方にお任せしよう。
メンバーの変遷も激しく、クラプトン、ベックから本作ではペイジにキース レルフ、クリス ドレヤ、ジム マッカーティー体制。本作はオリジナルアルバムのステレオミックスを採用、シングル曲を中心とした8曲を追加した一枚目に、二枚目はレアトラック集、未発表音源多数にレルフ、マッカーティーのデュオグループトウゲーザーのレア音源、ルネッサンスの源流となった貴重グループの音源収録と御宝箱!





今週は18枚ゲット!





WEEKLY LISTENING LIBRARY243 2015.0822-0828

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1 LOY & ALTOMARE/PORTOBELLO (URLO)9031 75238 2
伊、カンタトウーレ、オリジナルリリースは73年ファースト作。
チェッコ ロイとマッシモ アルトマーレによるデュオグループ、イタリアの叙情溢れる繊細なヴォーカル、ハーモニー、美しいアコギを基調としたフォークサウンドに流麗なストリングス、フルート、オーボエ、ハーモニカの響きも印象的な名盤!




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2 VITA NOVA (PENNER)CD014
独、ジャズロック、オリジナルリリースは71年自主制作唯一作にボートラ2曲付。
ミザスビーストリー、デツイアンで活動したエディ マローンと、後に映画音楽家として大成するシルベスター レベェイを中心とするトリオ、クラウトロックらしい混沌とした雰囲気の中、スピーディーなインタープレイのインスト曲をメインに、適度に配したヴォーカル曲が良い塩梅の好盤!




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3 ショパン/グランドスラム 07(ストレンジデイズ)POCE1093 紙ジャケ
英、プログレ、ハード、オリジナルリリースは75年唯一作にボートラ1曲付。
バンド名、王立音楽院卒業の才女キーボディストアン オデールが結成したグループという事で、さぞかしクラシカルなシンフォを奏でてると思われがちだか、さにあらずファンキーで実にモダーンなブリテイッシュロックを展開。ギターはレイ ラッセル、ジャズ畑でも活動するセッションギタリスト、ロックワークショップ、ランニングマン、マウス参加でロックファンにもお馴染み、そしてドラムは弱冠18歳のサイモン フイリップス、天才的なドラミングもファンには聴き処。
オデール73年のソロ「アリトルティスト」も好盤。ブライアン フェリーの初来日公演のバックグループに参加してる事でも知られてる。




4 エリオット スミス/フロムアベースメントオンザヒル 04(HOSTESS)WIGOD147J
米、オルタナ、SSW、6作目最終作。
03年10月衝撃の死から一年、録り貯められていたトラックより編集され、遺作としてリリースされたアルバム、遺族の意向により暗い曲は除外されたとの事だが、出来れば残されたトラックのリリースを希望するのは我儘であろうか?
最初の出会いはセルフタイトルのセカンド作のアナログ盤、漸く話題になり始めた頃だったと思う、その後メジャーに移籍し、ブレイクを果たすのだが、多大なるプレッシャーによるアルコール、ドラッグ禍、そして死、、、ヴィック チャスナット、オウズリー、S.T トーマス、悲しすぎる。




5 JOWE HEAD/UNHINGED 94(OVERGROUND)OVER35CD
英、NW、ポストパンク、ソロ名義4作目。
英NWの名グループスウェルマップスのオリジナルメンバーでもあったベーシストジョーイ ヘッド、テレビジョンパーソナリティーズに参加、4作目の名作「ペインテッドワールド」リリース。スウェルマップスのエピック サウンドトラックとのデュオシングル、パステルズ、BMXバンデッツへの客演でも知られ、パルーカスやハウスハンターズを率い、多数のアルバムをリリースした奇才。
本作はソロ名義での4作目、アバンギャルド、パラノイアな資質が爆発したやややり過ぎな感有り。






パート2

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6  GUY SKORNIK/POUR PAUWELS 13(LION PRODUCTIONS)LION676 デジパック

仏、サイケ、オリジナルリリースは71年ファースト作。
雰囲気のあるジャケスリーブに包まれた仏産サイケの逸品。ソフトなヴォーカル、微睡む様なドリーミーなナンバーにフリーキーなファズギター、切れの良いリズム隊、きらびやかなピアノ、ブラスセクションも導入したプログレシッブな展開、実験的SE、スポークンヴォーカル、女性コーラス、ハープシコード、シタールに流麗なオーケストレーションが渾然一体となって繰り広げられる一大サイケ絵巻!




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7 BIT'A SWEET/HYPNOTIC 1 11(KISMET)KISCD4017
米、サイケ、ポップス、オリジナルリリースは68年唯一作にボートラ2曲付。
カウシルズ、モンキーズ、インセクトトラストを手掛けたプロデューサー、アレンジャー、ソングライターのスティーブ ダボフ制作によるビタースウィート、メジャーのMGMからリリースされた知られざるポップサイケグループ。ベタ甘なポップセンス、リバーブの効いた哀愁ヴォーカル、コーラスにシタール、電子音、SE、甘いストリングス等、過剰なまでのサイケギミックがやり過ぎな感有りだが、その胡散臭さ、B級度が魅力、所々にぐっと引き込まれる部分有り、但しホラーチック、ヘビーサイケ?なジャケはマイナス、ジャケで損してる一枚。




8 WATERBOYS/LICENCE TO PLAY (DEAD DOG)SE427 ブート
英、NW、ライブ音源。
米、オランダ、ベルギーの公演から編集、公演月日の記載無し、85年サードアルバム「ジスイズザシー」リリース後のライブ音源と思われる、カバーソングに的を絞った編集で、ヴァン モリソン、プリンス、ハンク スノウ、ボブ ディラン、イギー ポップ、ローリング ストーンズ、白眉はパティ スミス「ビコーズザナイト」途中「ザペインウイズイン」を折り込んで、魂の籠ったマイク スコットの歌にゾクゾクする、素晴らしい。音質はまあまあ。




9 TUBES/THE BEST OF 92(CAPITOL)CDP98359
米、ロック、ポップス、ベストコンピ盤全14曲。
初期の変てこコスチュームきわものスタイルから、トッド ラングレン、デビッド フォスターのプロデュースによりポップ、AOR化しビッググループへと昇りつめたチューブスの80年代初期、絶頂期の三枚からのセレクト、フォスター2枚、ラングレン1枚のプロデュース、極めて耳障りの良い産業ロックで当たり前だけど引っ掛かりが無い。




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10 MAD'S/MOLESTO (LION PRODUCTIONS)CDLION7664
ペルー、サイケ、ハード、67ー71発掘音源集。
トラフイックサウンド、ウイオールトウゲーザー、テレグラフアヴェニューと優れたサイケグループの宝庫ペルーにとんでもないグループが存在した。65年リマで結成、チェス、ロンドンレコードのマーシャル チェスの知己を得て、ミック ジャガーのスターグローブススタジオで録音、英国にてライブ活動を行うも、音源リリースに至らず埋もれてしまった幻のグループ、本作は68年リマのスタジオで録音されたプライベート音源6曲に、スターグローブス録音2曲、ボートラとして67年音源2曲を付したお宝音源集。
ファズギターが炸裂するプリミティブなヘビーガレージサイケに、眩惑的でプログレシッブなインスト、サンタナ風ラテンロック、演奏力もなかなかで埋もれてたのが不思議?ジャケ通りのはっちやけた快作!





パート3

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11  STEVE VERROCA BROTH 10(MANDALA)MANDALA285
米、ハード、サイケ、オリジナルリリースは70年唯一作。
ヴァーノン&リンクのレイ兄弟のアルバムやモーデガルジョンズ等のスワンプ系アルバムのプロデュース、コンポーズで有名なスティーブ ベロッカが在籍していたブロスの唯一作。本作で採用されてる英マーキュリーのオリジナル盤の印象強く英のグループと思われがち、実際ブリテイッシュハードっぽいサウンドも聴ける。米盤はメンバーのイラストジャケで、英米盤で雰囲気が全く違う、米盤の方がサウンドにはマッチしてるが、ドラマ性を感じるキーフっぽい英盤が好み。
アフロパーカッションのグルービーなリズムに、切れ味鋭いギター、熱いホーンセクション、粘っこいシャウトヴォーカル、ヘビーサイケにアフロチューン、エネルギッシュに突っ走る。スティーブ ベロッカ目当てでスワンプサウンドを期待するとがっくりくるが、スワンプの前にこんなサウンドを志向してたとは興味深い。




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12 CLARK HUTCHINSON/BLUES (LITTLE WING)LW2050 デジパック
英、ロック、ブルース、68年録音蔵出し音源。
69年の「A=MH2」がアングラサイケの名作として知られるクラークハッチンソンはキーボードのアンディ クラークとギターのミック ハッチンソンを中心とするグループ、本作は幻のファースト作にあたる作品、「ブルース」と冠された様にジョンメイオール&ブルースブレイカーズ、三大ブルースバンド等、当時席巻していたブルースブームを反映した本格的なブルースアルバムで楽しめるが何故かお蔵入り、その後三枚のアルバムをリリースし、ハッチンソンが脱退、グループはクラークを中心にUPPへと発展、ジェフ ベックプロデュースのアルバムを発表し話題に!




13 KULA SHAKER/TATTVA THE BEST OF 07(MUSIC CLUB)MCDLX050 2CD スリップケース付
英、ブリットポップ、96-99再結成以前二枚のオリジナルアルバムを中心とするベスト、ライブ音源を含む二枚組ベスト全36曲。
フロントマンクリスピアン ミルズのカリスマ性より大人気のクーラシェイカー、ブリットポップブームの一躍を担ったグループ、インド音楽を大胆に導入したサイケデリックなサウンドと硬派な佇まいに好感を覚えていた。ブリットポップの頃にはサイケ、フォーク、SSWへと興味の対象が60ズ、70ズへと退行?していた為、オアシス、ブラー、コールドプレイといっても大して琴線に触れる事は無かったが、ファズギターにラーガと聞けば、見過ごす訳にはいかない。クリスピアンのシクスティーズ、サイケ趣味はなかなかで再結成アルバムのタイトルは「ストレンジフォーク」!




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14 LUMMEN/AO VIVO NO LIO JAZZ CLUB 99(SOM INTERIOR)SINT003
ブラジル、プログレ、シンフォ、97年リオデジャネイロのジャズクラブでのライブ音源。
フルート、ヴァイオリン奏者のジャケに惹かれて入手、初聴きアーティスト、ブラジルには名ヴァイオリニストマルコス ヴィアーナ率いるサグラドコラソンダテッラという南米プログレを代表する大物グループが存在するのだが、本グループもその影響下にある美麗シンフォ、フルート、ヴァイオリンの掛け合いがスリリング、やや洗練されすぎてフュージョン寄りなのが残念。




15 LOU REED/HASSLED IN APRIL LIVE IN CHICAGO 1978 14(SMOKIN)SMCD926 スリップケース付
米、ロック、ライブ音源ブート盤。
「ストリートハッスル」リリース時のツアー音源、78.04.14シカゴと78.04.26クリーブランドの公演から収録、FMラジオ用の音源で音質は最高ランク。時期的には二枚組ライブ「テイクノープリズナーズ」の1ヶ月後、メンバーもストリート~ティクノー~とほぼ同様、ファンキーなコーラス隊を擁したタイトでパワフルな演奏が楽しめる。75分全10曲、2曲目で「サテライトオブラブ」が飛び出し、「ワイルドサイドを歩け」から続く11分以上の「コニーアイランドベイビー」が前半のハイライト、鬼気迫るルーのヴォーカルが凄い、「スイートジェーン」「ロックンロール」、ラストは「ストリートハッスル」、白熱のライブ盤!これからもがんがんライブ音源リリースして欲しい!





今週は24枚ゲット!






WEEKLY LISTENING LIBRARY244 2015.0829-0904

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1 UZI FUX/THE COLLECTION 02(NMC)20528 2
イスラエル、ロック、ポップス、70-94二枚組コンピ全35曲。
60年代から活動するイスラエルロック界の大御所、チャーチルズ、ライオンズオブユダと並ぶイスラエル60ズグループウジ-&ザスタイルズのヴォーカリストとして活躍、アルバム一枚残して解散、ウジ-はソロシンガーとして活動、本作はソロ時代のコンピ、ストリングス、フルートを配したソフトサイケ、ソフロ調サウンドにモダーンロック、時代が下ってくると大味な産業ロック調のナンバーが増えてくるのは時代故か、年代順の編集ではないので時々この手のナンバーが現れるのには参るが、概ね良質なポップナンバーばかりでレベルが高い、かなり欧米ナイズされてて、所謂辺境ものを求めてる方にはお奨め出来ない。




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2 ブルー/ブルー 09(VIVID)VSCD2167 紙ジャケ
英、ロック、ポップス、オリジナルリリースは73年ファースト作にボートラ1曲付。
イギリスのアメリカンサウンドのトリオブルー、アメリカンサウンドといっても泥臭スワンプ系ではなく、爽やかウェストコースト系、附属のディスクユニオン特典帯にはイギリス版イーグルスとのキャッチコピーもある。メンバーは60年代から活動する強者揃いでヒュー ニコルソン、イアン マクミランはポエッツ、マーマレード、ティミー ドナルドはホワイトトラッシュで活動。
ウェストコーストの抜けるような青空ではなく、湿り気を帯びたやや霞んだ青空が英国的で好み!




3 AUTEURS/NEW WAVE 14(3 LOOP MUSIC)3RANGE21 2CD ペーパースリーブ
英、NW、ブリットポップ、オリジナルリリースは93年ファースト作の二枚組拡大盤、一枚目はオリジナルアルバム収録曲にボートラ6曲付。二枚目はレアシングルナンバー、アコーステイックヴァージョン、BBCラジオセッション、デモトラック等未発表音源10曲含む全16曲。
ブリットポップの王道ものには目もくれなかった天の邪鬼も裏ブリットポップの徒花オトゥールズには惹かれた、何といってもこのジャケにタイトル、根暗ニューウェーブファンは放って置けない。尤もサーヴァンツのルーク ヘインズが結成したグループという事で一部話題になってた。
さて本作の目玉のディスク2、チェロ奏者がメンバーに在籍するという珍しい編成のグループ、そのチェロの幽玄な響きを活かした室内楽的アンサンブルのアコーステイックヴァージョンが良い、ヘインズが次に結成したバーダーマインホフに通じる音世界が好み!
現在、ヘインズはブラックボックスレコーダーズというグループで活動してるがどんな音なんだろう?




4 KAS PRODUCT/BY PASS (LES DISQUES DU SOLEIL DEL'ACIER)CDSA54091 デジパック
仏、NW、エレクトロ、オリジナルリリースは83年セカンド作にボートラ4曲付。
世界中に吹き荒れたパンク、NWの嵐は仏でも当然、数多くのアーティストが登場した、当時我が国でもフレンチニューウェーブと冠して多数のアナログ盤がリリースされた。本グループカズプロダクト、テレフォン、シャグランダムール、カルトデセジュール、フンペフンペ、サッフオー、リジー メルシエ デクルー、スティンキートイズのエリー メレディオス、カジノミュージック、ベルギー出身のプラスチックベルトランといった処か、バリバリのNW小僧だったので、もちろんこの辺は押さえていたし、オーケストラルージュ、マルキドサド、サークルXなどマイナー処にも手を伸ばしていた。久々に聴くカズプロダクト、これがなかなか格好良い、男女デュオプロジェクトでスーサイドや同郷のメタルアーベインばりの先鋭的で扇情的なエレクトロニクスに、クールな女性ヴォーカルが乗っかるコールドファンク!ヴォーカルのモナ ソヨックはジャズシンガーとしても活動してるらしく、ジャズフレイバーもまぶしたサウンドが刺激的!



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5 ハイナー ゲッベルス アルフレート 23 ハルト/ゲッベルス ハート 92(EVA)WWCX2042
独、フリージャズ、アヴァンギャルド、81-84コンピ盤全19曲。フリーミュージックシーン最強のデュオゲッベルス ハート、その作品数、関連作は膨大で全容は掴めない、元々この分野には全く疎く、数枚のアナログを所持してる程度、ロックファンにはカシーバーの初期メンバーとして知られてる。76年から活動するデュオの81年の二枚のアルバム、84年のアルバムからのコンピ盤。
アイスラーの楽曲やブレヒトの詩に曲を付けたもの、ラストに収録された16分に及ぶ「ペキンオペラ」は初期の代表作。マルチ奏者である二人が操る多様な楽器のインストルメンツに、ダグマー クラウゼ、アーンスト ストーツナーがヴォーカルで参加。即興を軸とした刺激的な音が満載で彼等の魅力が凝縮した名コンピ盤!





パート2

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6 CUL DE SAC/I JOINT WANT TO GO TO BED 95(FLYING NUN)FNCD330
米、オルタナ、セカンド作。
フライングナンレーベルにこのジャケ、知らない人はチルズ、クリーン、バッツみたいなギタポサウンドを想像するのではないだろうか、何故にフライングナン?当ブログではダモ鈴木とのコラボ作を紹介したカルドサック、袋小路を意味するバンド名、その名の通り、行き場の無い迷宮をだらだら動き回るエクスペリメンタルなインストグループでカン、クラウトロックに通じる感触、ダモ鈴木とジョイントしたのが分かる。




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7 インナー スペース/アジ郎とブル坊 09(ディスクユニオン)DUPG038 CDR スリップケース付

独、ロック、サイケ、68年録音未発表音源。ペーター シュナイダー監督の映画「AGILOK & BLUBBO」のサントラ用に録音されたもので、当時仏よりシングル盤のみがリリースされてる。本作によりその全容が明らかとなった歴史的発掘御宝盤、更にボートラとして2曲の未発表音源も付せられてる。
さてこのインナースペースというグループ、カンの前身?別ユニット、イルミン シュミット、ホルガー シューカイ、ヤキ リーベツアイトに主演女優のロージーロージーがヴォーカルで参加。数ヶ月後にリリースされる「モンスタームービー」に直結するサウンドが聴けるのだから堪らない。カールハインツ シュトックハウゼンの門下生、現代音楽家のイルミンとホルガー、バリバリのジャズミュージシャンヤキによるフリーキーな演奏、カンよりサイケ、アシッド色強いサウンドはカン、クラウトロックファンはもちろん、サイケファンにもアピールする内容、凄い!




8 MAX MIDDLETON/LAND OF SECRETS 03(REAL LIFE LTD)RL2CD004
英、ファンク、アンビエント、ファースト作。
ジェフベックグループ、ハミングバードで活動した名キーボードプレーヤーマックス ミドルトン、セッションワークも数知れず当ブログ的にはアーネット ピーコック、リンダ ルイス、クリス レインボウのアルバムへの客演に注目。79年にロバート アーワイとのデュオアルバムリリースしてるが、ソロとしては初となる本作、ピアノ、フェンダーローズのメロウな響き、レゲエ、エスノ風味もフューチャーしたアンビエントなクラブジャズ仕様でその筋に受けそう、当方その筋とは無縁なので耳障りの良いアーバンミュージックといった処。




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9 PROGRESIV TM/DREPTUL DE A VISA 14(GRAMADILLA)GM207C3
ルーマニア、プログレ、ハード、オリジナルリリースは75年ファースト作。フェニックス、スフィンクスと並ぶルーマニアプログレの代表アルバム、東欧らしい重厚なリズム隊にヴォーカル、コーラス、鈍器の様なギター?、そしてこのグループの聴き処は、ルーマニアのジェスロタルの異名も取る唾ぺっぺっフルート、暑苦しい程にハード、ヘビーに迫り来る名作!




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10 DIA PROMETIDO/2 14(KISMET)KISCD4057
スペイン、ワールドミュージック、オリジナルリリースは72年セカンド作。
チリ人ギタリストパンチョ アメナバーとイラン人パーカッショニストカメル ミサイアンによるデュオユニット。
ニッチなサイケものをリリースするキスメットからのリリースという事で入手。サントールというイランの民族楽器の煌びやかな響きに、リコーダーが幻想的な雰囲気を醸す辺境度高い一枚だが、民族音楽、イージーリスニングの粋は脱してない、ロックファンにはきついかな。






パート3

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11 SISA/QUALSEVOL NIT POT SORTIR EL SOL 06(K.INDUSTRIA)K082CD デジパック
スペイン、SSW、フォークロック、オリジナルリリースは75年サード作。
71年の唯一作がアシッドフォーク名盤で知られるムジカデスペルサを率いたハメル シサ、ソロに転じて多数のアルバムをリリースしてるのだが、本作は代表作の一枚、弛いパーカッションにヴァイオリン、リコーダーの幻想的な響き、たおやかなシサのヴォーカルが心地良いフォークロックナンバー、スパニッシュなフレーバー溢れる南欧のフィーリングが漂ってくる名盤!




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12 ブリジット セント ジョンWith林 拓/ジョリィマダム ライヴインジャパン2010 11(Alga)Alga1 ポスタースリーブ
英、フォーク、SSW、ライブ音源。
01年、06年、10年と三度の来日公演を行ってるブリジット セント ジョン、本作は10年の来日公演、京都のSSW林 拓とのジョイントライブを収めた感動の一枚。林 拓の弾き語りで幕を開け、ブリジットのアルトヴォイスが静かに語りかける「フライハイ」、林とのデュエット、本作のタイトルケビン エアーズ作の「ジョリィマダム」、林作「センス」のデュエット、名曲「アスクミーノークエスチョンズ」、淡々と静かに唄い紡がれる楽曲、声の持つ魅力、ヴォーカルの持つ力がじわじわと伝わってくる。晩夏、涼しくなった夜更けにひっそり耳を傾けたい一枚!




13 IVEYS/SOMEDAY WE'LL BE KNOWN(1968 DEMO TAPE) (SPANK)142 CDR ブート
英、ロック、パワポ、デモ音源集全31曲。
ご存知バッドフインガーの前身アイビーズ、アップルと契約するも、当時アルバムがリリースされたのは日独伊のみ、英米での発売は見送りと暗雲漂う出だしである。デモ音源という事で小間切れトラックも多い、音質は普通、終盤、アセテート、シングル音源も有り、熱心なファン向けのアイテム。




14 DOLORES KEANE/WHERE HAVE ALL THE FLOWERS GONE? 03(DARA)TORTV1156CD スリップケース付
アイルランド、トラッド、フォーク、ベストコンピ盤全17曲。
クラナドと並ぶアイリッシュトラッド名グループデ ダナンの初代ヴォーカリストドローレス キーン、その体躯通りの風格ある存在感あるヴォーカルは圧倒的。
トラッドには芯の通った凛としたヴォーカルが良い!




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15 EMILY 11(KISMET)KISCD4009
仏、米、アシッドフォーク、SSW、オリジナルリリースは72年唯一作。
米NY出身の16歳の少女エミリー ビンデガーが渡仏して録音したアルバム。全曲エミリーがソングライティングを手掛け若き才能を爆発させてる、ジャケのイメージから幻想、儚げ系のロリータウィスパーヴォイスを想像するが、意外としっかりしたヴォーカル、そこはニューヨーク娘って事か?最終曲の10分近いアシッ度数の高いナンバーが絶品、幻想的なフルートに導かれ妖しい世界を現出、深い森の中で出会った美少女、奇妙な形の自転車は実は拷問器具であった、そんないけない妄想を抱いてしまう怪しさ満点。バックを担当したプログレグループダイナスティ クライシスの技量であろう!





今週は20枚ゲット!





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